関西波止釣りマガジン 爆釣王2

波止釣り 実釣

【爆釣情報 三本勝負】

(爆弾マーク)和歌山県・ランドの小アジ

9月に入り各地の波止では小アジが好調。数・型とも安定した時期を迎えた。中でも爆釣確実なのが下津ピアーランド。海釣り公園のため設備も充実。ファミリーでも安心して竿が出せるポイントだ。近況ではサビキ釣りで15~20㌢前後が入れ食い。雨後の釣行さえ避ければ確実な釣果が望める。この時期は魚の宝庫でアジの他にも、ツバス、ソーダガツオ、シオ(カンパチ)、チャリコ、カワハギ、アオリイカ、チヌ、グレなどが釣れている。初心者でもビックワンが期待できる魅力的な釣り場だ。

下津ピアランド釣果5

<タックル・仕掛け>下記参照

<交通>大阪方面からは阪和道・海南インターでおりる。国道42号線を南下し、黒田交差点を右折。釣り公園の標識に従い進む。駐車場がすべて満車の場合は坂道への路上駐車となる。

<管理事務所>下津ピアーランド TEL 0734・94・0940

 

◆大阪府・南港新波止のサンバソウ

湾岸の沖波止一帯では小型ながらサンバソウ(イシダイの幼魚)が釣れ出した。10㌢~手のひらサイズが中心で慣れた人なら40~50匹ほど。

仕掛けは底オモリ式の胴突きタイプが有効でアタリも取りやすい。

釣り方は超先調子のイカダ竿を使用。仕掛けが海底に着いたら糸を張ってアタリを待つ。「コツン」ときたアタリを見逃さないこと。すばやく掛けあわさないことには針に乗ってくれない。また、小型の研石(シヤープナー)を携帯し、常に針先は研いでおくことも大切だ。

アタリがなければ少しずつ上層を探ってくること。1箇所にとどまらず波止一帯を丹念に探り歩かないと釣果は伸びない。ポイントは波止際でケーソン(コンクリート)の継ぎ目。タナは海底からイガイの付いた層まで広範囲に探る。なお、新波止は海面までの高さが7メートル程度あり、波止一帯には大きな枠状の穴があいているので足場には要注意。ライフジャケット(渡船に常備)は必ず着用すること。足元が広い白灯台付近に釣り座を確保できればベスト。

サンバソウの他、落とし込み釣りでのチヌ、活きアジの泳がせ釣りではツバスなども好調だ。

<タックル・仕掛け>

竿=1.8㍍前後のイカダ竿またはテトラ竿 リール=小型両軸受けリール 道糸=2~3号 オモリ=ナス型3~5号 仕掛け=プロ仕掛けカワハギ・ハゲ針5号(ヤマシタ) エサ=イシゴカイ タナ=海底~イガイの付いた層まで

<交通>車は阪神高速湾岸線北出口2つ目信号を右折。1つ目信号を左折(上が高速)し、つきあたり信号を右折、100㍍先の左側。 電車は地下鉄ニュートラム「南港東」を下車、徒歩5分。

<渡船店>丸高渡船 TEL 06・6613・1075~6。新波止への渡船料は2000円、小人は半額。

 

◆大阪府・石津ゼネラル波止のチヌ・アコウ

大阪湾の隠れた穴場。その名は「石津ゼネラル」。0番~11番と数あるポイントの中、お勧めは9.5番。渡船に乗る際には「9番半へ行って」とお願いする。釣り場一帯のほとんどがテトラとなるが、堺泉北港奥に面したポイントで釣り人も少ない。油ぎった海面ではあるが潮通しもよく、古びたテトラポットが魚影の濃さを物語っている。

この釣り場のお勧めは何といってチヌ。今釣れているサイズは30~45㌢が中心で平均3~5匹程度。

釣り方はイワガニをエサにした前打ち釣り。仕掛けをできるだけ沖へ振り込んで道糸を張り、チョンチョンと誘いをかけながら手前へと探ってくるだけ。アタリは穂先にコツンと伝わるので初心者にもよく分かる。掛け合わせの釣りなので瞬時のアワセがものをいう。誘いはエサが海底を飛び跳ねるイメージ。竿は長いほど有利だ。

ポイントは竿1~2本沖。テトラポット一帯をまんべんなく探り歩く。早朝または日没前にアタリが連発する。

チヌ3

また、同ポイントはアコウの宝庫。大阪北港のように雑誌や新聞等で紹介されることがほとんどなく、幻の魚をゲットできる可能性は極めて高い。

アコウ

アコウを狙う場合の釣り方はシラサエビを撒きながらの電気ウキ釣り。潮に乗せたウキを流す、止めるの繰り返しで頻繁に誘いをかけること。仕掛けは確実に底をはわさないとつれない。アタリは比較的鮮明に消しこむ。掛かれば一気強引に取り込もう。大型はあっという間に根に潜ってしまうので注意。アタリがない場合は1箇所にとどまらず、探り歩く戦法に切り替えよう。ウキ釣り仕掛けはウキ止め糸、スイベル、ゴムカン、ヨウジを使用し遊動式とする。

ポイントは竿1~2本沖。なお、ゼネラル波止一帯は火気厳禁。愛煙家といえどもタバコは我慢。

<チヌ狙いタックル・仕掛け>

竿=前打ち専用竿5.4~6.3㍍ リール=落とし込み専用リール 道糸=落とし込み専用3号

ハリス=1.2~1.5号半ヒロ(80センチ程度で道糸とチチワ連結) ガン玉オモリ=2B~5B 針=落とし込みカニ専用3~4号(針軸にオモリを打つ) エサ=イワガニ

<アコウ狙いタックル・仕掛け>

竿=4.5~5.4㍍の磯竿(1.5~2号) リール=中・小型スピニングリール 道糸=3号 ウキ=小型電気ウキ(遊動式にする) オモリ=鉛付きブラッキー1号(ヤマシタ) ウキ止め糸=ウキ止めストッパー(ヤマシタ) ハリス=2号半ヒロ(80センチ程度) 針=チヌ針3号 エサ=シラサエビ タナ=2~3ヒロ

<交通>大阪市内方面からは国道26号または大阪臨海線府道34号線沿いにある、まるは釣り具堺店(石津町交差点の北側)へ立ち寄り渡船券を購入する。渡船場所(エーワン渡船)までの道程は釣り具店より説明あり。釣り場への渡船料は1500円。

<最寄のエサ店>まるは釣り具 堺店・0722-47-0817

 

【週末厳選ポイント・行くならここだ!】

天候が心配される今週末だが、下津ピアーランドはまずあぶれることはないと見た。サビキ釣りで15~20㌢のアジが大漁。時折、30㌢クラスのアジやソーダガツオも混じりファミリーには断然おすすめ。料金が高くつくがイカダを予約しておけば安心。釣り座を確保できればクーラー満タンはまちがいなし。

~釣り場の状況~

釣り場自体は100メートルほどの桟橋と数個の筏が設置。水深は足元で6~8㍍。海面までの高さは4~5㍍。開園時間は、4・5・9・10月が午前5時~午後6時、6~8月が午前6時~午後7時、11~3月が午前6時~午後5時。

休園日は年末年始(12月28日~1月3日)と毎月第2水曜日。入場料(釣り料金)は桟橋が大人(16歳以上)1日1050円、小人 (6~15歳)500円。筏で釣る場合は、電話予約の上、大人2100円、小人1000円の釣り料金が必要。トイレ、洗い場、エサ、自販機、釣り具常備。釣り台が狭く釣り場確保のためにも、開園の1~2時間前には到着したい。

~ポイントと時合い~

ベストポイントは釣り台先端付近。日の出前後が爆釣タイム。

~釣り方~

入門者にも簡単なサビキ釣り。サビキカゴにアミエビを詰め、ただ足元にドボンと落とすだけ。仕掛けが海底に着定する間もなく、アジの大群は一気に押し寄せるはずだ。なお、1匹掛かればすぐに取り込むようにすること。もたもたしていると仕掛けが絡んで大変なことになる。隣の釣り人とのオマツリにも要注意。サビキ仕掛けはピンクスキンの4~5号が実績バツグン。(カツオが掛かってくる時は太めの7~8号)早朝はエサなしでも釣れるほどだ。なお、釣れたアジをエサに泳がせ釣りをするとハマチ、ヒラメ、シオ(カンパチの仔)が釣れる。

~タックル・仕掛け~

竿=4.5~5.4㍍の磯竿(2~3号) リール=中・小型スピニングリール 道糸=3~4号 専用仕掛け=サビキちゃん下カゴセットピンクスキン SSD502W (ヤマシタ) マキエ=アミエビ

【お知らせ】 

会員特典として、波止釣り初心者を対象にした「実釣スクール」の開講を予定しております。

 

 

本サイトは実釣に基づいた確実な情報のみを発信しております。そのため、最寄エサ店へ問い合わせた時の情報とは異なる場合があります。

 

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