第61回 メバルを釣ろう 1

波止釣り 講座

釣りものが少なく水温も低下する冬場。

この時期のお勧めは何と言ってもくりくり目玉の「メバル」でしょう。キュンキュンとした糸鳴りと小気味良い手応えは最高。関西ではまさに冬の風物詩、人気バツグンの魚です。

 

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ターゲットの紹介

今回の標的はメバル。黒潮が影響する太平洋岸を除き、ほぼ全国的に分布する魚です。「春告魚」の名前から春がシーズンと思われがちですが、関西近郊での釣期は12月~4月頃。捨て石、テトラ、藻場等の周りに定着し、「メバル凪」との言葉どおり海が穏やかな日によく釣れる傾向にあります。

食性は甲殻類や小魚。そのため、シラサエビ(モエビ)や青イソメ、シラウオ等がエサとなります。視力が良いメバルは繊細な仕掛けに細身の竿で狙うのが主流。基本的には夜行性のため、日中より半夜で狙った方がベストといえます。

人工島の釣果

そこで今回はトラブル(糸ガラミ)の少ないノベ竿を使ったウキ釣りを紹介していきましょう。

 

持参するタックル(道具)の確認

4.5~5.4メートルのノベ竿

細身・軽量の渓流竿、ハエ竿またはヘラ竿でもオーケー。「メバル専用」と書かれた竿は高価なので初心者には必要ナシ。安価な竿でも充分釣れるのでご安心を。

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~仕掛け・小物類~

道糸・ハリス

市販のフロロカーボンハリスで0.8、1、1.5号の3種類を持参しておくとよいでしょう。

道糸とハリス

 

ウキ止ゴム

今回は堤防の浅場周りを狙うためにウキは固定式。いつものような遊動式のパーツは使用せず、ゴムカンひとつでウキを固定します。

サルカン

極小のサルカンを持参します。

カミツブシオモリ

中、大、大々程度のサイズを使用。ウキの浮力に適合したものを持参します。

 

小型電気ウキ

オモリに適合したものを選ぶこと。ウキのトップにケミホタルがセットできるものでも構いません。電気ウキの電池は予備も忘れずに持参すること。

電気ウキ②

 

メバル用ルミコ(集魚発光体)

ハリスにセットして使用します。半夜釣りでは特に効果を発揮します。

 

ヘッドライト

半夜釣りでは必携のアイテム。予備の電池を忘れずに。

 

メバル専用の7~9号またはアブミの9号前後。軸の細いものがベスト。

根ガカリ等の紛失を想定し、多めに(10コ程度)持参すること。

 

エビ活かしバケツまたはクーラー

メバル釣りでは小型のエビ活かしバケツで充分。エアーポンプの電池は釣行前に必ず確認し、予備の電池も忘れずに持参すること。

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シラサエビ(モエビ)、青イソメ

シラサエビ(モエビ)は関西で500~1000円程度、関東では1匹の単価が20~25円と高価なので40~50匹程度を目安に購入すると良いでしょう。(メバル釣りではエビを大量に撒かなくても大丈夫。探り歩けば釣果は期待できます。)これ以外には夜釣りで威力を発揮する青イソメ(500円程度)もおすすめ。

青イソメ

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メバル釣りに限らずエサの選択については、釣り場近郊のエサ店で情報を入手しておくことが大切です。余談ですが、播州(兵庫県姫路)近郊では「ブツエビ」と呼ばれるエサで好成績を上げています。とはいえ、地域限定のエサというのが残念ですネ。

その他

クーラー・タオル・ハサミ・プライヤー・ファーストエイドキット、水筒(熱いお茶やコーヒー)、万一の場合に備え玉アミなども用意しておくとよいでしょう。なお、冬場の半夜は激寒。服装は防寒着+下着の重ね着+フリース+厚手のズボン+タイツ+手袋+毛糸帽+ホカロン+マスクなど、万全の態勢でお出かけ下さい。

救急箱1

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