簡単な釣法でタチウオをゲットできる電気ウキ釣り。今回は仕掛けの準備に関するお話しをしていきましょう。その前に是非知っておいてもらわないと、どえらい目にあう注意点を一言。
タチウオ釣りでの注意点
・鋭い歯にはご用心
タチウオの歯は切れ味抜群。まちがって指を突っ込んだりすると大出血で泣きを見るハメに。タチウオが釣れた時はハリス(ワイヤー)ごと交換するようにして、くれぐれも口の付近には手指などを近づけないようにして下さい。普段はこの鋭い歯で小魚を一気に「パクッ」。そんなかわいいものではなく、よりリアルに表現するなら「グシャ」といった方が適切でしょう。お、おそろしいーっですね。
「タチウオ釣りなんか教えてくれたから、大ケガしたやんかー」などと言われても、当局は一切関知いたしませんのであしからず・・・。
<自宅での仕掛け準備>
1.竿にリールをセットし、ガイドに道糸を通します。
リールのベイル部分をおこしガイドへ道糸をくぐらせていきます。
2.ウキ止め糸を道糸にセットします。
タナ(ウキ下)がずれないよう、ウキ止めのコブ(結び目)はしっかりと締め込んでおくこと。なお、釣り場の状況にもよりますがタナ(ウキ止めコブの位置)は針先から2~3ヒロに設定しておきましょう。
3.シモリ玉(シモリウキ)を道糸にセットします。
ウキ止め糸へのストッパー的役割となるシモリ玉をセットします。
4.スナップサルカンを道糸にセットします。
電気ウキの管部分に取り付けるスナップサルカンをセットします。タチウオ釣りで使うウキは比較的頑丈なので、ここで取り付けておいても構いません。
5.ゴムカンとからまん棒を道糸にセットします。
2個のゴムカンを通し、双方よりからまん棒を挟みます。
6.クッションゴム付きオモリを道糸に結びます。
道糸に3~5号のクッションゴム付きオモリを結びます。結び方はクリンチノットで。なお、クッションゴムのハリス側にはスナップサルカンが付いていることを確認しておいて下さい。(タチウオ仕掛けがワンタッチで取り付けられるので)
ここまでのセットが完了したら、からまん棒をオモリのすぐ上まで移動させ、穂先に近い位置までスナップサルカン部分を巻き上げておきます。穂先カバーを取り付けたら準備オーケー。釣り場へと出かけましょう。
<釣り場での竿出し準備>
1.竿を伸ばす。
リールのベイルをおこし、道糸を送り出しながら穂先から竿を伸ばしていきましょう。ガイド部分は一直線上に。
2.電気ウキをセット。
オモリの号数に適合したウキを選択し、スナップサルカンへ取り付けます。(自宅で取り付けておいても構いません)
3.クッションゴム付きオモリに専用仕掛けを連結。
オモリにスナップサルカンが付いていればワンタッチで取り付け可能。
4.ウキ止め糸を移動。
ポイント情報などから、すでにタナ(ウキ下)が分かっている場合には自宅で移動させておいた方がよいでしょう。
5.からまん棒を移動。
クッションゴムからウキの長さ分程度上にずらします。
6.ケミホタルを道糸にセットします。
実績抜群の「ケミホタル50・太刀魚」をクッションオモリの上部にセットします。このタイプは、ハリスをセットした後でも取り付けられる「ワンタッチホルダー」が付いているので便利です。ちなみに、ケミホタルはポキッと折らないと光りませんよ!
仕掛けの準備はこれで完了。仕掛け図のとおりになっているかご確認下さい。
次回は、具体的な釣り方などを解説していく予定です。