ガシラ釣法第2弾。
今回は、関西でお馴染みとなっている「穴釣り」を紹介していきまし
【次は穴釣りで狙おう】
釣り物の少ない冬場、関西では「ガシラ」を穴釣りで狙う人はたくさ穴釣りは、1.5~1.8メートルほどの短竿と小型両軸受けリールを使い、積み重なったテトラの隙間や穴をひとつひとつ探り歩いていく釣穴の見立て方ひとつでも釣果を左右するほど奥が深いため、その魅力にとりつかれた釣り人たちは厳寒期の真っ只中でも短竿をかついでフィールドへと繰り出して行くのです。
また、穴釣りはテトラポットでの釣りとなるため危険がいっぱい。
以下の事項は必ず守るようにして下さい。
1.救命胴衣を着用する。
2.足元はフイッシングブーツや登山靴など、滑りにくいものを履く。
3.海が荒れている日は竿を出さない。(波をかぶります)
4.夜釣りはしない。
【持参するタックル(道具)の確認】
<1.5~1.8メートルのイカダ竿またはテトラポット専用竿>
穴釣りでは1.5~1.8メートルのイカダ竿を使用します。しかし、この竿は結構高価なものが多いので、最近店頭でよく見かける「テトラポット専用竿」を購入すると安く上がります。
前回紹介した「波止際を狙う探り釣り」の場合でも「テトラポット専用竿」を利用することが可能。
穴釣りも穂先でアタリをとる釣り方なので、穂先が柔らかく掛かりのよい「先調子」のものがお勧めです。
<小型両軸受けリール>
穴釣りでは2~3号糸を50メートルほど巻ける「小型両軸受けリール」を使います。しかし、その操作が難しいと感じる方は3号糸を60メートルほど巻ける「小型スピニングリール」を使うとよいでしょう。
テトラの隙間を釣る穴釣りの仕掛けはいたってシンプル。根カガリとは常に隣あわせのため、針数も1本としておきましょう。
仕掛けはアブミ針の8~9号に1.5~2号ハリスを20センチ結んだものを作ります。(基本的には沖を狙う探り釣りの仕掛けとほぼ同じ。)
仕掛けの作り方は針と糸の結び方、穴釣り仕掛けをご参照下さい。
仕掛けは事前に家で作っておき、出来上がったものは仕掛け巻にセットして釣り場へ持参します。(根カガリが多いため5~6セットほど準備)
アブミ針8~9号、メバル針7~9号など。
フロロカーボンハリスの1.5~2号を使用。
道糸と仕掛けを連結させるために、16号前後の小型サルカンを使います。
オモリ、ゴムカン
穴釣りではテトラの隙間を底までころがっていくように中通しタイプの丸玉型を使用。ポイントにより、1~5号を使い分けるようにします。
なお、激しい根ガカリなどの事態を考え、小物類の予備を持参する必要があります。(現場で仕掛けを作らねばならない場合もあります。)
穴釣りではシラサエビの他にオキアミや魚(アジ・サバ・サンマ)の切り身、虫エサ(青イソメ)なども使います。ここぞという穴が見つかればマキエ(オキアミやシラサエビなど)を打ってから仕掛けを落としていきその他にも、探り釣り同様、エビ活かしバケツ・タオル・クーラー・タモ(ヘラブナ釣り用の短いものが便利)・サルカンやオモリなどを入れる小物ケース・ハサミ・プライヤー・ファーストエイドキット、ルミコ(集魚発光体)なども持参するようにしましょう。
また、くどいようですが防寒対策(服装)もお忘れなく。
【仕掛けの準備】
釣り場では、以下の手順に従って仕掛けを準備していきます。
1.竿とリールをセット
短竿に小型両軸受けリールをセットし、ガイドに道糸を通していきま2.仕掛けをセット
道糸に丸玉オモリとゴムカンを通し、持参した仕掛けのサルカンへと結これで仕掛けの準備は完了。
仕掛け図のとおりになっているかご確認下さい。穴釣り仕掛け図次回は「穴釣り」での釣り方を解説していく予定です。