第42回 追加資料 小型両軸受けリールの使用法

波止釣り 講座

~小型両軸受けリールの操作法~

<シマノチタノスチヌスペシャル500をもとに解説>

リールのスプール部分にしっかりと親指をあてる。

クリックツマミをOFFにする。(ONにすると「カリカリ」というク

リック音が出る)

クラッチレバーを押す。(この時点でスプールはフリーになる)

スプール部分にあてている親指を浮かせば道糸が出て行くが、オモリが重いほど加速がつく。そのため、親指でスプールにブレーキをかけながら(サミングするという)少しずつ道糸を送り出していくようにする。(オモリの重さにあわせて「スプールドラグツマミ」により、落ちていくスピードを調節することもできます。また、メーカーのタイプにより、クラッチレバーやクリックツマミなどの位置は異なります。)

オモリが海底に着いたのを確認後、ハンドルを回せばクラッチレバーは浮き上がる。

道糸を張ってアタリを待つ。

このタイプのリールがトラブルを起こす一例としては、道糸を一気に落としてしまい、オモリが海底についているにもかかわらず、まだスプールにブレーキをかけていないといったパターンです。道糸がたるんでいる状態で落下時と同じスピードでスプールが回っていると、スプールに巻いている糸が膨れはじめ、やがてモジャモジャに絡んでしまうということになります。この現象が俗に言われている「バックラッシュ(スプール部分での糸絡み)」というものです。

こうなると気合いを入れてがんばるはずだった釣りは、もうお手上げ。

貴重な時合いも逃してしまうことになるでしょう。

こうならないために、慣れないうちは、とにかくゆっくりと少しずつ仕掛けを落としていくことをおすすめします。

小型両軸受けリールは仕掛けを真下に落とす場合はとても便利なのですが、スピニングリールと比べると操作面が難しく糸絡みの確率も高くなっています。しかし、小型軽量であることからウキ釣り師などにも愛用者が多いことは確か。使い方さえマスターすれば手にも馴染んでくることでしょう。

また、置き竿でアタリを待つ場合には、クリックツマミをONにし、クラッチレバーを押しておけばアタリを音で知らせてくれます。便利な使い方のひとつとして覚えておいてください。

タイトルとURLをコピーしました