第33回 海釣り用語の基礎知識について 5

波止釣り 講座

~海釣り用語の解説~

(つ)

つけ餌(つけえさ)

針につけるエサ。サシエサのこと。

sirasaebityon

 

つり鐘オモリ(つりがねおもり)

寺のつり鐘の形をしたオモリ。胴突き釣りや探り釣りなどでよく使われる。

 

 

(て)

テトラポット

波止や海岸に積み上げられた消波ブロックのこと。4本足のものや三角型などさまざまなタイプがある。根魚の棲み家となっている。

和田防4

 

手釣り(てづり)

竿を使わず、道糸を手で操って釣る方法。

 

テールウォーク

魚が水面で尾を使って立つように突っ走る動作のこと。カジキのテールウォークは有名。

 

テンビン(てんびん)

ハリスの絡みを防止するための釣り具。片テンビンや両テンビンといったものがある。投げ釣りではオモリ付きのテンビンが使われる。

遊動オモリ

テンヤ

オモリと針のついた仕掛け針。タコやタチウオを狙う場合によく使われる。

テンヤ

 

電気ウキ(でんきうき)

夜釣り用として使う明かりのともるウキ。大型ウキは単三電池を、小型ウキはリチウム電池を使用する。

電気ウキ①

電気ウキ2

 

 

(と)

胴突き釣り(どうつきづり)

仕掛けの下部にオモリをつけ、幹糸に数本の枝針が出ている仕掛け。

 

胴調子竿(どうちょうしざお)

中央部分(胴)から曲がる竿のこと。先端部分が曲がる竿は先調子、根元から曲がる竿は元調子と呼ぶ。

 

通し刺し(とおしざし)

エサにおいて、体の中心を通すように刺す方法。

マムシの刺し方

 

渡船(とせん)

沖の磯や堤防に釣り人を渡すための船。

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トップ

ウキのアタリを取るために色分けされた細い部分。

 

トップガイド

穂先に取り付けるガイドのこと。トップと省略して呼ばれることもあるので、ウキのトップと間違うこともある。

 

取り込み(とりこみ)

掛けた魚を陸に上げるまでの動作。一般的には、タモに入れるまでのことをいう。

 

トローリング

船を走らせながらルアーなどを流して釣る方法。日本語では、引き釣りのこと。

 

 

(な)

中潮(なかしお)

大潮と小潮の間に巡ってくる潮。大潮についで比較的よく動く。

 

長潮(ながしお)

小潮の次に巡ってくる潮。ほとんど動かない(干満の差がない)潮。

 

中通しオモリ(なかどおしおもり)

オモリの中心に糸が通るようになっているオモリ。ナツメ型、丸型などがある。

中通しオモリ

 

中通し竿(なかどおしざお)

ガイドのない、竿の中心に道糸を通す構造になっている竿。

穂先部分への糸絡みが少ないので、夜釣りに適している。

 

凪(なぎ)

静かで波風がない海面の状態のこと。朝凪、夕凪、メバル凪(メバルがよく釣れる凪の日)などと表現される。

 

投げ釣り(なげづり)

重たいオモリ(15-30号程度)をつけて仕掛けを遠くへ飛ばして釣る方法。

 

なぶら

イワシや小魚などの群れのこと。シイラ、カツオ、イナダなど、表層を泳いでいる回遊魚を釣る場合は、なぶらを目標にポイントを探す。

 

波気(なみけ)

海面が波立っている様子。波気があると表現される。

 

軟調子(なんちょうし)

調子の軟らかい竿。分かりやすく言えば、竿を上下に振った時、ベロン、ベロンに曲がる竿。竿の軟らかさについては、一般的に軟調、中硬調、硬調と3段階に分けられている。軟調子の竿は糸が切れにくい反面、大物とのやりとりが難しい。

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