海釣り公園レポート(兵庫県・西淡町立海釣り公園)

波止釣り 実釣

海釣り公園・案内標識<釣行当日のデータ>

釣行日:平成10年12月12日(土)

釣り場:兵庫県・西淡町立海釣り公園

天  候:晴れ

水  温:16℃

潮  :小潮

風  向:北東

エ  サ:シラサエビ

釣  果:ガシラ15~22㌢2匹・ベラ15㌢~23㌢4匹

 

仕掛け:探り釣り仕掛け図は、http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/s9saguri.jpg

を使用していただき、オモリを5号として下さい。

ウキ釣り仕掛け図は、http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/t981003hane.jpg

を使用していただき、針の号数を8号に訂正して下さい。

 

前回の海釣り公園レポートに続く第2弾!

今回は都心から少し足を伸ばし、淡路島まで遠征してみようということで、小旅行気分と磯釣り気分の味わえる(1粒で2度おいしい)「西淡町立海釣り公園」に行ってまいりました。

この海釣り公園は、淡路島西方(西淡町)の丸山漁港に浮かぶ「弁天島」を釣り公園に整備したものです。

この西淡町立海釣り公園へのアクセスですが、車の場合は、阪神高速神戸線若宮出口を通過、第2神明道路へと入ります。そして、垂水JCTから明石海峡大橋を渡り、本州四国連絡道の淡路島南出口でおりて下さい。出口を通過し、突き当たりに出たら右折(阿那賀・丸山方面の標識あり)して道なりに進んで下さい。このあたりは道幅が狭く、カーブの多い山道が続きますので運転には充分注意して下さい。10分ほど走るとまた突き当たり出ますので、今度は左折(丸山漁港方面の標識あり)して下さい。しばらく走ると、海岸線左手に弁天島と丸山漁港が見えてきます。(写真/弁天島)また、道路沿いには海釣り公園への案内標識(写真/海釣り公園・案内標識)も出ています。ちなみに、丸山漁港付近の道幅は特に狭く、このへんのおばあさんたちは、平然とした顔で道路の中央をノソノソと歩いているので、運転には細心の注意を払って下さい。(なんと、犬までも道路の真ん中で、堂々と昼寝をしているという、すごいところです。)丸山漁港を通過して、左折すると海釣り公園の駐車場に到着します。

この海釣り公園に入るにはまず、管理事務所で釣り料金をお支払い下さい。(写真/管理事務所、管理事務所2)管理事務所は、海産物直売所「魚彩館」(写真/魚彩館)にあります。(魚彩館の正面入口に向かって右側です)1日の釣り料金は、大人1000円、小人(小・中学生)500円となっています。見学のみ(釣りをしない方)の場合は、大人200円、小人(小・中学生)100円です。また、釣り台の沖に浮かぶイカダで釣りをする場合は、3000円の料金が必要です。(イカダ釣りは予約が必要です)

開園時間は、4月~9月までは午前7時~午後6時まで、10月~3月までは午前8時~午後5時までとなっております。しかし、ここで注意してもらいたいのは、この海釣り公園には、受付時間というものがあります。私が訪れた日は、午後2時30分までにお入り下さいということでした。そのため、管理事務所へ受付の時間を確認してからお出かけ下さい。(西淡町立海釣り公園管理事務所・℡0799-39-0399)

休園日は、毎週水曜日です。(年末は12/29~1/3まで閉園)また、悪天候の場合も閉園されます。

エサについては、オキアミ・アミエビ・青イソメ程度しか置いていませんので、これ以外のエサ(シラサエビなど)を使う場合は、事前に購入しておいて下さい。(周囲には釣具店・エサ店はありません)また、貸し竿が必要な場合は、管理事務所まで申し出て下さい。

なお、この海釣り公園では、投げ釣り及びダンゴ釣り(紀州釣り)は禁止されています。

ちなみに、海釣り公園の駐車場は魚彩館の入口前にあります。(40台収容・無料)

管理事務所で釣り料金を払ったら、釣り台へむかいましょう。釣り台へは、管理事務所を出て左奥にある細い路地を通っていきます。(写真/入り口案内板)工事中なので足元に気を付けて下さい。路地を抜けると弁天島の手前に出ます。(写真/弁天島の端)そして、アーチ型の太鼓橋を渡り、島の中のうっそうとした遊歩道(写真/釣り台までの歩道)を抜けたら釣り台に出ます。歩道の途中には、簡易トイレもありますので、女性の方でも安心です。(写真/簡易トイレ)

釣り場の状況はというと、この釣り台は、弁天島の半分、その磯際を取り囲むように作られていて、海釣り公園としては、非常にめずらしいものだと思います。(写真/釣り台1、釣り台2、釣り台内側)

釣り台は、長さ150メートル、幅3メートルで、75名の釣り人を収容することができます。水深は釣り台の真下で約4.5~5メートルほどあり、沖へ10メートルいくごとに水深が1メートルづつ深くなっているということです。また、釣り台は小磯まわりのため、足元から数メートル沖まではかなり複雑な岩礁地帯となっています。そのため、非常に根魚(ガシラ・アブラメ・メバル)の濃いポイントであるようです。根ガカリも頻繁にありますので、予備の仕掛けはたくさん用意しておいて下さい。

また、約40メートル沖合いの海底には捨て石が沈められているので、この付近に大型の魚が存在しているものと思われます。

そして、釣り台の左手には大鳴門橋が見え、まさに「眺めは抜群」、「気分は最高」の中で釣りを楽しむことができます。(写真/大鳴門橋)

次にここでの釣り方をお話しましょう。前回の平磯海釣り公園同様、ウキ釣り探り釣りズボ釣りサビキ釣りが一般的なようです。特にズボ釣りについては、釣り台の支柱周りがポイントとなっています。短竿を使って攻めてみて下さい。型のいいガシラ・メバルが高確率で釣れると思います。ただ、この釣り場も鳴門海峡の影響で潮の流れが結構速いため、大潮の日はできるだけ、避けた方がよいでしょう。

当日は、大半の方がサビキ釣りでした。20センチ前後のアジが夕方の時合いにコンスタントに釣れていました。親切な地元のおっちゃんは、「兄ちゃん、アジ持って帰りいや!」と、6匹も分けてくれました。(写真・アジ)また、釣り台のゴミ箱を掃除していたおばちゃんは、「兄ちゃん、青イソメいらんか!」と、わざわざ、ゴミ箱に捨ててあったエサをくれました。(写真/釣り台・掃除、釣り台・掃除2)さらには、別のおっちゃんが帰り際に、「兄ちゃん、コーヒー飲みいや!」と、ホットコーヒーまでくれたのでした。

ちなみに、僕の釣果はというと、少し沖を狙った探り釣りで15~22㌢のガシラを2匹と、ウキ釣りで15㌢~23㌢のベラを4匹釣りました。すばらしい風景とやさしい人たちに加え、さらにこんなにも魚が釣れて、とても満足な1日でした。

この海釣り公園は釣りをしない方でも入園できますので、デートスポットにはピッタリだと思います。瀬戸内に沈んでいく夕日を見ながら、愛を語りあえば最高。(トワイライトタイムはムード満点です)また、仕事や日常生活のストレスで疲れ果てている方にも、この景色を見ていただくだけで、充分心の休息をとることができます。

釣れても、釣れなくても、心休まる瀬戸内の景色の中で、ボーっと釣り糸を垂れるのもいいもんですよ!

また、釣れなかった時でも、海産物直売所「魚彩館」があるので安心。新鮮な魚介類を手土産にお帰り下さい。

最後にこの付近で釣れた魚は料理すると、たいへん美味。なんでかって?

それは、鳴門海峡の激流に揉まれ、身が引き締まっているからなんですよ!

 

~関西波止釣り情報(兵庫県・西淡町立海釣り公園の現況)~

現在、西淡町立海釣り公園では、主にベラ・メバル・ガシラ・アイナメ(アブラメ)・アジ(終盤が近い)・カワハギ(ハゲ)などが釣れています。

アジはアミエビを使ったサビキ釣りで20センチ前後のものが、ベラ・メバル・ガシラ・アイナメ(アブラメ)はシラサエビを使ったウキ釣りや探り釣り、ズボ釣りで15㌢~25㌢のものがそれぞれ釣れています。

カワハギは「ハゲ掛け」という仕掛けが釣り具店で売られていますので、それを使うと良いでしょう。20㌢前後のものが釣れています。(エサはオキアミか青イソメ)

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