海釣り公園レポート(兵庫県・平磯海釣り公園)

波止釣り 実釣

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成10年11月20日(金)

釣り場:兵庫県・平磯海釣り公園

天候:晴れ

水温:18°C

潮:大潮

風向:北東

エサ:シラサエビ

釣果:ウミタナゴ20センチ1匹・ベラ15センチ1匹仕掛け:投げ釣り仕掛け図は、ファックスします。

ウキ釣り仕掛け図は、http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/t980718ebi.jpgを使用していただき、ウキ下を3ヒロ、オモリを3号、針の号数を8号に訂正して下さい。

探り釣り仕掛け図は、http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/s9saguri.jpgを使用していただき、道糸3号、管付きオモリ5号、メバル専用針8号に訂正して下さい。

サビキ釣り仕掛け図は、http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/s8sabiki.jpg今回は、これから釣りを始められる方に対して是非お勧めしたい、「平磯海釣り公園」のレポートをさせていただきます。

海釣り公園は、管理釣り場の一種であり、文字どおり釣り場を管理するスタッフがいて、トイレ、売店、自販機等、普通の釣り場にはない便利な設備が充実しています。ファミリー、カップル、お年寄りの方々等、初めて釣りに行かれる場合でも、安心して楽しむことができます。

それでは、この便利な海釣り公園について、レポートしていきたいと思います。

まず、平磯海釣り公園へのアクセスですが、電車で行く場合は、山陽鉄東垂水駅下車、海へ向かって国道2号線を横切り、海釣り公園の管理棟へ向かって徒歩8分ほどです。車の場合は、阪神高速神戸線若宮出口をおりて国道2号線を西へ(明石方面)走ります。須磨海釣り公園を過ぎたころから、平磯海釣り公園への案内標識が現れます。そして、JR垂水駅前を通過し、下水処理場の交差点を左折すると平磯海釣り公園に出ます。後は、釣り公園の料金所まで、いくつもの案内標識が親切に誘導してくれます。

料金所のゲート(料金所写真)に到着したら、まず、4時間分の釣り料金(1000円)と、車の場合は駐車場代(500円)の合計1500円

をお支払い下さい。すると、釣り許可証(緑色のプラスチック札)を渡してくれますので、釣りの最中は携行するようにして下さい。また、許可証には、入場時間が印字されていますので、この時間に注意して釣りを楽しんで下さい。(4時間まで、1000円です。1時間超過するごとに250円の割り増し料を徴収されます。また、駐車場代についても、1時間超過するごとに100円の割り増し料を徴収されます。)釣りに夢中になっていると、明石海峡の流れのごとく、あっという間に時間が経ってしまいます。くれぐれもお気を付け下さい。

料金所を通過したら、堤防の壁に突き当たります。左に曲がれば東側(須磨寄り)の釣り場、右に曲がれば西側(明石寄り)の釣り場へ行けます。どちらも、駐車場は堤防の向かい側にあります。(駐車場写真・案内板2写真)

次に、釣り場の状況と設備についてお話します。釣り場には、転落防止の安全な柵が設けられているので、子供連れでも安心です。(平磯東向き写真)

ファミリーフイッシングにはうってつけの場所と言えるでしょう。投げ釣りをしている人たちは、この柵に竿を乗せてアタリを待っています。

(サーフ三脚など必要ありません。)

また、石のベンチも作ってあるので、のんびりと腰掛けて釣ることもできます。更には、「お年寄りや体の不自由な方の釣り場」というのも、設けられています。(車イス看板写真)

この釣り場は、水面まで4-5メートルの高さがあるため、大物が掛かった場合には玉網が必要となります。が、なんと、この海釣り公園には石ベンチの側に、超ロングな玉網を置いてくれているのです。(ほんまに、親切!)(玉網写真)

そして、僕が一番心配していたゴミの問題も大丈夫。いたるところに大きなゴミ箱が備え付けてあります。(ゴミ箱写真)ゴミは帰る時、必ずここに捨てていって下さいネ。(ちなみに、ここは人の手によって管理されている釣り場のため、ゴミはほとんど落ちていませんでした。おそらく、スタッフの方々が掃除してくれているのでしょう。)

もちろん、売店や自動販売機といったものもあります。売店には、いろんなエサや釣り道具(小物類)、さらには、貸し竿まであり、軽食堂もやっています。自動販売機には、缶ジュース、コーヒー、お茶、その他、カップヌードルなんかも売っています。(売店写真)

トイレは、男性・女性用とも駐車場や売店付近に設置されているので安心です。また、車イス専用のトイレも設置されています。(車イス便所写真)

その他の設備としては、管理棟にあるレストラン(レストラン写真)にて海を見ながら、神戸牛や神戸ワインを味わうこともできます。さらに、釣れなかった時はマダイやヒラメの直売所もあるので大丈夫。奥さんや子供に、「お父ちゃん、またボーズか」と、言われることもありません。

(案内板写真)

エサについては、海釣り公園でも販売しています。しかし、種類によっては置いていない場合もありますので、事前に公園事務所まで確認して下さい。ちなみに、エサ屋は平磯海釣り公園付近(明石寄り)の国道2号線沿いに2、3店あります。また、当日のエサ入荷状況や最近の釣況(どんな魚が釣れているか)については、料金所や売店前の看板に表示されています。(看板写真)

次にここでの釣り方をお話しましょう。投げ釣り・ウキ釣り・探り釣り・サビキ釣りが一般的なようです。ただ、ここは明石海峡の影響で潮の流れが非常に速いため、大潮の日はできるだけ、釣りに行くのは避けた方がよいでしょう。ちなみに、私が行った日は最悪にも大潮の日で、「ナイル川とちがうか」と思うほどの激流でした。

このように、潮の流れが速い釣り場なので、仕掛けのオモリについては、他の釣り場より重いめにします。例えば、投げ釣りでは、30-35号・ウキ釣りでは2-3号、探り釣りでは3-5号、また、サビキ釣りのカゴは金属製のものを使った方が良いでしょう。

また、波止際は深くえぐれたスリット構造http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/s1slit.jpgになっているので、仕掛けを巻き込まれないように注意して下さい。水深は、足元で4-5メートルほどあります。

当日も、大半の方が投げ釣りかサビキ釣りでした。投げ釣りでは、青イソメをエサに15-20センチのベラが釣れており、サビキ釣りでは、10-20センチのバリコ(アイゴの子供)と10-20センチのカワハギが釣れていました。

また、平日ということで、お年寄りの方がたくさんこられており、のんびりと釣りを楽しんでいる様子でした。休日には、あちこちで子供たちの騒ぎ声があがり、たくさんのファミリーやカップルで賑わっていることでしょう。

ちなみに、私は波止際狙いの探り釣りで、ウミタナゴとベラを釣りました。(釣果写真)

「今度の休日に初めて釣りに行くんだけど、嫁ハンと子供もいっしょやから安全で、釣りやすい場所はないかなあ」、というお父さん、「次の週末に、彼女といっしょに魚釣りを楽しみたい」という彼氏、「定年を迎え、家でゴロゴロしててもしょうがないから、釣りでも始めてみるか」というおっちゃん方、是非、近場で安全、しかも釣れる確率も高い「平磯海釣り公園」へ、一度訪れてみて下さい。これをきっかけとして、「波止釣り」というものにハマることまちがいなし!(でも、ハマリ過ぎて僕のようになっても困りものですが…)僕も今週末、もう一回行ってこようかなあ!

~関西波止釣り情報(兵庫県・平磯海釣り公園の現況)~

現在、平磯海釣り公園では、主にバリコ・セイゴ・メバル・ガシラ・アイナメ(アブラメ)・ベラ・カレイなどが釣れています。

バリコはアミエビを使ったサビキ釣りで10-20センチのものが釣れています。セイゴは早朝のエビ撒き釣りで30-40センチが、同じ釣り方で15センチ前後のメバルやガシラ、20-30センチのアブラメも混じります。

ベラやカレイは青イソメまたはマムシ(イワイソメ)を使った、投げ釣りで20センチ前後(カレイは20-35センチの良型)のものが釣れています。

最新情報は、http://www.mamboo.noi.co.jp/advice/Hotspot/locate/kinki.htmlをご覧ください。釣況については、ほぼ毎日更新されています。

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