<釣行当日のデータ>
釣行日:平成11年8月12日(木)
釣り場:大阪府・谷川港
天候:快晴
水温:26°C
潮:大潮
風向:南西
エサ:アジ狙い…アミエビ
チヌ・メバル・ガシラ狙い…シラサエビ
釣果:アジ5-10センチ30匹
チヌ(チンタ)15-25センチ6匹
メバル18-20センチ2匹
ガシラ23センチ1匹
ベラ15-25センチ3匹
チャリコ(小ダイ)5センチ2匹(以上、5名での釣果です)
ポイント図:別添図をご使用ください。
仕掛け:アジ狙い…別添図をご使用ください。
チヌ・メバル・ガシラ狙い…別添図をご使用ください。
うだる暑さの中、待ちに待った盆休みを迎えることとなりました。
お子さんのいらっしゃるお父さん方は、家族サービスに追われ大変な時期だとは思いますが、のんびりと釣りを楽しんでいただき、日頃の仕事疲れを充分に癒していただきたいと思います。
さて今回は、大阪と和歌山の県境にある谷川港の水産試験場裏波止へと行ってまいりました。
この周囲には、大阪府下でも珍しい観音崎や豊国崎と呼ばれる貴重な自然海岸が残っています。また、潮の流れも速い場所なので、以外な大物とめぐり会える確率も高く、釣れる魚種も多彩です。
また、画像を見ていただいてもお分かりのとおり、風光明媚、水も大変きれいな場所でもあります。
この釣り場へは、車の場合、大阪方面からですと、国道26号線をひたすら南下します。そして、南海本線「みさき公園駅」を通過し、「深日ロータリー」を右折、加太方面へと向かいます。道なりに進むと「大阪府立水産試験場」の標識が見えてきます。標識に従い直進すると、水産試験場の正門前へと到着します。車は正門前の堤防に沿って、縦列駐車として下さい。(くれぐれも水産試験場の迷惑とならないようお願いいたします。)
また、この波止へ行くには堤防からテトラポットを降りていくことになりますので、足元には充分ご注意下さい。
エサ屋は、尾崎~淡輪付近の26号線沿いに数箇所ほどありますので、そこへ立ち寄って購入しておく方が無難でしょう。
今回の釣行は久々にクラブメンバー全員が顔を揃えることができ、午前4時にポイントへと到着しました。
そしてメンバーたちはそれぞれ自分の思う釣り座へと散っていき、仕掛けの準備を始めています。
根魚の濃いポイントであると聞いていた僕は、まずエビまき釣りの準備にとりかかりました。今日はメバル狙いのため、道糸・ハリスとも0.8号という繊細な仕掛けでもってチャレンジしてみます。
最初は、波止の外向き(河口側)で竿を出していたのですが、あまりにも流れが速く釣りづらいので、先端付近の内向きに釣り座を構えることにしました。
内向きはゆっくりとした潮の流れです。活きのいいシラサエビが仕掛け糸を勢いよく引っ張っているせいか、軽量の発泡ウキがピンピンと躍動しています。
5時頃になって、周囲が明るくなり始めた頃、恐れていたエサ取りたちの猛攻が始まりました。ウキは見事に消し込むのですが、いくらシャープにアワセても針に乗ってくれません。
僕がエサ取りたちと格闘していた頃、波止の先端でエビまき釣りをしていたM井さんが20センチクラスの見事なメバルを釣り上げました。
「ウキがスパッと入ったで!」と、M井さんはハイなトーンで答えてくれました。その隣のF島君も得体の知れないベラのような魚を同じくエビまき釣りで上げていました。
一方、内向きのイカダ周辺に大型ウキをブン投げ、サビキ釣りをしていたA川さんは10センチほどの小アジをコンスタントに釣っていました。ただ、イカダロープなどの障害物が多く、ひどい根掛かりに悩まされていたようです。
「あと釣ってないのは、俺とN村さんだけか…」と、落ち込んでいた時、波止の根元で、ルアー釣りをしていたN村さんが「ええの釣れたで!」と、20センチオーバーの立派なガシラを持ってきました。
めっちゃ、ブルーな気分…。
その後もエサ取りとの格闘は3時間ほど続き、時計を見ると午前8時。頭上からは、真夏の太陽が振り注ぎ、セミの鳴き声も聞こえはじめました。
もう、だめかとあきらめかけていた頃、目の覚めるような奇跡の逆転劇が起こりました。それまで、エサ取りらしき反応しか見せなかったウキが、ジワーッと斜めに沈んでいきました。
竿をあおると同時にググッとした右腕への手応え。その瞬間、銀鱗のきらめきが水面下に見えました。「こ、これはもしや…」。底へ、底へと突進するパワーをノベ竿でため、水面に浮き上がってきた獲物をタモですくいました。
小ぶりではありますが、精悍な顔つきのまぎれもないチヌ、いや20センチクラスなのでチンタ(チヌの子供)と呼んだ方がよいでしょう。日の高いこんな時刻にまさかチンタが釣れるとは。あきらめずに、エサを撒き続けていた甲斐がありました。エサを付け替え再度ポイントへ投入。今度は、糸を張り気味にして誘いをかけてやりました。
すると、再び、ウキがゆっくりと入っていきます。「またや!」思わず、そう叫んでしまいました。今度は少しデカイ。キュンキュンと糸鳴りがしています。何せ糸は0.8号、強引なやり取りはできません。ゆっくりと足元へ寄せてきて、タモ入れしてもらいました。ジャスト25センチ。たらふくエサを食っていたのか、腹はパンパンです。
その後も怒涛の攻撃が続き、わずか1時間ほどで6匹のチンタをゲットしました。(うち、1匹は針を外す際、海へ落としてしまいました。)
気が付けば午前9時。腕や首のまわりは日焼けでヒリヒリしています。灼熱地獄にあわせ、全員エサも使い果たしてしまったようなので竿をたたむことににしました。
今回は、まさに五目釣り。大物こそ出ませんでしたが、チンタ・メバル・アジ・ガシラ・ベラ・チャリコと、大変賑やかな釣りを楽しませてもらうことができました。
そして、ラッキーなことにメンバー全員ボーズなし。本当に珍しいことです。誰に気をつかうこともなく、それぞれが笑顔で解散することができました。
1999年、夏。僕にとっては、すばらしい思い出となる1日でした。
久々の爆釣と言っても過言ではないでしょう。
~関西波止釣り情報(大阪府・谷川港周辺の現況)~
谷川港周辺では、エビまき釣り(ウキ釣り)でチンタ・ガシラ・メバルなどが釣れます。ガシラ・メバルについては、短竿を使ったテトラの穴釣りも有効です。
サビキ釣りでは朝、夕の時合いに10センチ前後のアジが多数釣れており、エギを使っての小型アオリイカ狙いもおもしろいでしょう。
また、日によっては、20センチクラスのカマスも回遊してきますので、キビナゴでのウキ釣りや小型ミノー、ワームなどで狙ってみて下さい。