今回は深日港を紹介しよう。この港は竿が出せるポイントが多く泉南方面では人気の高い釣り場。マイカーでは駐車スペースに困ることなく、さらに最寄駅からは徒歩数分の範囲。電車で気軽に釣行できるのも魅力のひとつだ。四季を通じて魚種は豊富だが、相対的に投げ釣り向きのポイントと言える。ここでのターゲットはカレイ。例年なら一服状態の時期だが今シーズンは依然として釣果は良好。道具立ては4メートル前後の投げ竿に大型スピニングリール。エンダー天秤の20~30号に市販の投げカレイ仕掛けを使用する。針は流線の11号前後でエサはマムシがベスト。広大な港の中では赤灯波止が特にお勧め。先端付近の外向きは10メートル程度沖から砂地となっているが海底の変化は乏しく浅い。そのため少しでも水深のある航路筋付近を攻めた方が賢明だ。なおキャスト時には頭上の電線に注意したい。ここでは30センチクラスが主流。良い日に当たればひとり5、6匹はいけそう。過去には40センチオーバーの実績もあるので楽しみだ。万一、カレイにあぶれた場合でも手のひら級のガシラやアブラメなら確実。シラサエビでテトラ周りを探れば数も出る。また、荒天時には港内が狙い目。旧フェリー乗り場の岸壁は足場も良く、20センチ程度のカレイが望める。深日港はフェリーの往来もなくなりキャスターにはありがたい。期待を込めて是非釣行してみたいポイントだ。
<メモ>交通=大阪方面からは阪和自動車道の泉南出口を下りる。国道26号線から深日ロータリーを加太方面へと進み、深日港の標識に従う。赤灯波止の根元付近に駐車スペース有。